【LOL小説】「ああ、JG様。」うめくような声が、pingと共に聞えた。
126 名前:名無しですよ、名無し!(神奈川県) (ワッチョイW 1e94-MBwe [207.65.176.39])[sage] 投稿日:2021/03/23(火) 19:56:51.42 ID:ICj/f2AK0 [2/2]
「ああ、JG様。」うめくような声が、pingと共に聞えた。
「誰だ。」JGはCSを取りながら尋ねた。
「オリアナでございます。貴方の盟友ADC様の弟子でございます。」その若いMidも、ウロウロしながら叫んだ。
「もう、駄目でございます。むだでございます。MIDレーンのCSを取るのはやめて下さい。もう、経験値ロストは出来ません。」
「いや、まだGank料が足らぬ。」
「ちょうど今、botのセカンドタワーが折れるところです。ああ、あなたは遅かった。おうらみ申します。ほんの少し、もうちょっとでも、早かったなら!」
「いや、コアビルドが完成せぬ。」JGは胸の張り裂ける思いで、赤く大きいミニオンばかりを見つめていた。LH取る他は無い。
「やめて下さい。MIDレーンでファームは、やめて下さい。いまはtopbotレーンが大事です。あの方は、あなたを信じて居りました。
topにgankされても、平気でいました。リーシンがさんざんあの方を狙っても、マスターイーは来ます、とだけ答え、強い信念を持ちつづけている様子でございました。」
「それだから、ファームするのだ。信じられているからファームするのだ。間に合う、間に合わぬは問題でないのだ。MidのCSは問題でないのだ。
私は、なんだか、もっと恐ろしく大きいものの為にキャリーJGでいるのだ。泉に戻れ! オリアナ。」
「ああ、あなたは気が狂ったか。それでは、うんとファームするがいい。ひょっとしたら、間に合わぬものでもない」
※管理人の補足:元ネタは「走れメロス」